155zagato story 007
 155Z その詳細1
95年、12月1日、T/S TI-Z、GTA-Zは発売を開始しました。
数ヵ月後には雑誌へのレビューや、販売店からの広告がちらほらと出てきます。しかしながら、実際にオーナーの手元に届いたのは96年の中旬といわれています。
標準車両という販売ではなく、ある程度のカスタマイズを行うため、致し方なかったのでしょう。
最終的に販売されたT/S TI-Zは3色、ロッソ・ネロ・アルジェント。つまりは赤・黒・銀です。しかも特殊な塗装ではなく、アルファ155の標準色です。まぁ、市販車がベース車両ですので、極力塗装範囲を少なくしたい、といったところでしょうか。
ちなみにシルバーといっても、見た目はシャンパンゴールド。ホワイトシルバーメタリック、という塗装色です。
右に掲載している雑誌広告の車は綺麗なシルバーにみえますが、良く見ると、色調的に青が濃くなっています。
青色を落として、色調を戻すと・・・シャンパンゴールドになります。
若干構図が違いますが、右の写真はそのものでしょう。

選択できるという車両の色ですが、実際にオーダーを受けてから車両の塗装等を行っていたかについては疑問があります。ある程度決め打ちで車両の色を確保して先行してボディの儀装を行っていたのではないでしょうか
そうでなければ、すべてのベース車両が95年型のSモデルというのはあまりにも解せません。
 
この石垣前にある車両の写真撮影場所は・・・S&S社の社内ではないかと思います。港北の工場でしょうか?
ワイパーの形状、内装から判断すると、この車両は先の葉山のプレゼンで紹介されていたT/S TI-Zと予想されます。プロトタイプに取り付けられていたウイングを換装したのでしょうか?

スポルティバでない内装、リヤシートのバックレスト無し、Cピラーのエンブレム無し、一体型のワイパー、エキスパンドメタル型の開口部用ネット、メッキのグリル、そしてホイール。
最終的な量産型とは微妙に違う気もします。

右の写真はS&S社の本社工場(港北)のカットです。かろうじて見える背後のノリ面が上の写真と合致しています。

ナンバーを取ったシャンパンゴールドの車両がRZの後方に見えます。シートのバックレストの形状から考えると上の車両そのものでしょうか。

きっと190PSキットのテストベットか、販促用、デモ車両だったのでしょう。
さて、このような背景を持ったTI-Zは95年末に販売を開始しました。
先に述べたように、正式なオプション品のラインナップが固まるのは半年以上先になります。このため、販売当初はスポイラー無しの状態で展示・デモ車両がデリバリーされていきました。

後に販売される190PSキットといわれるエキゾースト(マキシム製)、マフラー(藤壺製 右R/O画像 )、ダイレクトエアクリーナー。それらは専用設計ではなく、155用オプションパーツを流用するような形でOEM的に。当時のGAPのラインナップで一通り購入することも可能でした。

キットが完成するまではプロトタイプ型(右)のマフラーを供給していたT/S TI-Zでしたが、最終的には国産車のスポーツキット状態と違いの無い状態に。ワンオフっぽいパーツってこの手の車両には必要だと思うのですが、残念な話です。
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