| 155zagato story 010 | |||
| 155Z GTA-Z 1 | |||
| さて、4番目にあげたGTA-Z TI-Z発表時よりラインナップに乗っていたアルミボディの155です。 ”A” すなわち ALLEGGERITA(軽量化済み)をTI-Zとの差別化としてアナウンスされ続けたGTA-Zではありましたが、最終的なカタログスペックは1400kgと、TI-Zの1300kgの100kg増にて落ち着きます。外装においては天井パネル、ボンネット・リッドおよびフロントドアパネルは通常の鋼鈑製を流用、そのほかのアウタースキンをアルミニウムとFRPへ換装することでTI-Zと差別化を行っています。 アルミへの換装箇所については諸説ありますが、フロントフェンダーとリヤドアパネルのみ、といったところでしょう。バンパー類のアルミ化は、ベース車両がシャンパンゴールドだったために流れた情報だと思います。 リアドアフレームは通常材ですので、往年のGTA同様、鉄板とアルミの結合部の対策には興味があります(ジュリアのGTAですと、異材質結合部は電飾防止紙とリベット)。T/S TI-Z においては、鉄板切除部の防食処理がお粗末なため、軒並みCピラー部が弱点となっています。このあたりはES-30においても同様のトラブルのようです。いかんせん日本の気候には向かないのでしょう。 |
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| GTA-Zについての詳細はげっつぅさんのザガートヒストリーに記載されています。このため、このページでは手持ちの写真からわかる情報を検討することに。 GTA-Zとは、ZAGATOがTI-Zではない作品として認可されている車両です。 先の儀装のほか、S&S社、すなわちZAGATOによってチューニングをされたストラダーレという位置づけになると考えます。 |
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発表会時に間に合わなかったGTA-Zではありますが、ZAGATO、S&Sとしてはなんとしても用意をしなくてはいけません。 後期型の155Q4をベースとしてボディの換装を行われたGTA-Zが国内へ持ち込まれたのが96年の夏といわれています。TI-Z同様、輸入されたばかりのGTA-Zのエンジンはほぼストック状態で、車両のステータスに見合うチューニングを受けることになります。 写真のGTA-ZはS&Sエンジニアリングの港北工場にてチューニングを受けるべく、ジャッキアップされている状態です。この時点でカーボンリアウイングが取り付けられていることがわかります。ドアパネルにはDTMワークスのスポンサー、フロントウインドウにはスクーデリアザガートのステッカーが貼られています。 オーナーへ車両を渡す前からステッカーチューニングをしているということや、公道登録時に許されないであろうフロントウインドウのステッカー等を見ると、まずはデモカー、という考えだったのでしょうか? |
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いままでのQ4ベース車両と異なり、TI-Zのリヤスポイラーを流用加工したような形状となっています。 また、エキゾースト・触媒は通常の取り回しと異なるようです。運転席側からのストレートタイプへ変更。 梯子上のロワパフォーマンスロッドが確認できます。 |
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写真ではバッテリーとエキマニが取り外された状態ですが、エアクリーナ・配管・キャッチタンクそしてインタークーラ等を置き換え、ハイパフォーマンス、ハイブーストに対応が可能なチューニングであることが見て取れます。 実際には等長型のエキマニを搭載し、タービン以降の配管レイアウトも完全なオリジナル仕様となります。タービンはT3をベースにHKSのハイフローに換装されているようです。 足回りは他のTI-Z同様KONI+アイバッハを採用。 インテグラーレのgruppoAクラスまでチューニングするのでは、と言われていたGTA-Zのエンジンですが、非常にまとまったファインチューンを採用したようです。320PSというのがこの車両の仕様ですが、インジェクターや燃料系に大きく手を加えられた形跡は見受けられませんでした。 デルタのエンジンを触られている人であれば、320PSという数字の厳しさを良く理解されていると思います。 ただ、プロトタイプで採用されていたブレーキ冷却ダクトについては、これらの写真では確認をすることが出来ませんでした。 |
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| その後、この車両が個人売買を経て、現在のオーナーであるgiulianoさんへ渡ることにより、公道に放たれたということ、そしてALFA155のすべて、というビデオによって多くのalfistaが認知することとなりました。 このビデオからは、後期型のメーターや後期型Q4の内装、そしてSUPERA製のハンドル等を確認することが出来ます。 ドライバーさん(酒井 浩氏)のHPでのコメントからは、GTA-Zの状態は今ひとつだったようで、チューンドエンジンの維持の難しさを知ることが出来ます。 |
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![]() すくーでりあ あくあまりんさん提供 dovel145_2さん撮影 |
![]() すくーでりあ あくあまりんさん提供 dovel145_2さん撮影 |
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S&Sによってチューニング、販売されたGTA-Zは現在この一台、ということになっております。 本国でのベース車両の供給停止、156へのシフト、カロッツェリアの崩壊・・・ この1台を作成後、GTA-Zの開発は終焉を迎えることになります。 TI-Z、GTA-Zの販売発表から1年と半年、ZAGATO JAPANは解散、そしてS&Sから分離します。 旧ZAGATO JAPANはOSCAツーリングという新しい会社となり・・・工場や代理店も同様。 155ZAGATOは店頭在庫を残し、生産が終了しました。 |
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